茶道教室のお稽古の流れ〜実際のところを茶道講師が詳しく解説!〜

茶道教室への入門
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初めまして。茶道講師の山下晃輝です。

この記事では、茶道教室のお稽古の実際の流れをまとめていきます。

茶道をされていない方には、茶道は未知の世界

「茶道が気になっているのだけど、ハードルが高く感じて見学や入門に踏み出せない」

という方もいるのではないでしょうか?

この記事で茶道のお稽古の流れを見ていただき、少しでもそのハードルが低くなれば嬉しいです

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お稽古がある日の準備物

茶道教室のお稽古に必要なものは

・袱紗ばさみ一式(袱紗ばさみ・袱紗・扇子・懐紙・菓子切り)

・ベルト(服装でつけていたらそれでOK)

・茶室用の靴下(白がベスト)

仕事帰り、直接茶道教室に行く日には、朝この一式を持って出発します

お稽古前の準備

お稽古場に着くと、荷物を置いたり身支度を整える部屋があるので(水屋と併設されていることが多い)、そこで身支度を整えます

うちの稽古場はこんな感じです

身支度を整えるというのは、時計やアクセサリーを外したり、準備の茶室用の靴下に履き替えたりです

身支度が整うと、水屋で手を清め、茶室に入ります

茶室に入る

茶室に一礼し、先生、他の生徒さんたちに挨拶して茶室に入ります

それから床の前に向かい、その日のお軸・花を拝見します

ここで聞けたら、お軸の読み方や意味を聞きます(忙しそうなら後で)

お茶室のお軸の言葉は多くが禅語で、その解釈の仕方やその日にかけた理由など、先生からお話を聞けると勉強になりますよ

床の拝見が終わると、自分の席に座ります

それから、先頭バッターの場合はお点前のお稽古に入りますが、他の生徒さんがお点前されるなら、まず客として座ります

ここでは、まず客として座る流れで書いていきます

客のお稽古

客として座った時に主にするのは、他の生徒さんのお点前を見学しつつ、お菓子を食べ、点ててくれたお茶をいただく、ということです

美味しい主菓子と抹茶をいただく、至福のひと時です

茶道の主菓子には季節感がありますので、銘や表すものなどを先生に尋ねてみてもよいですし

他にも、客として座っている間に、気になる道具のことなど聞いてみてもよいかと思います

お稽古に使う道具も季節に合わせて月々に変わっていきます

客として座っている間には、各種の作法や礼、客の仕事があったりもします

最初は礼のタイミングがわからなかったり、しなくていいのに他の生徒さんにつられてしまったり、とかあるものですが、習っている間にわかってきますので、大丈夫です

このように、自分のお点前のお稽古が始まるまで、客として座っています

自分の番が来たら、お点前のお稽古です

お点前のお稽古

先生と他の生徒さんたちに挨拶をしてから茶室を出て、水屋でお点前の準備をしていきます

まず、準備のベルトをつけて、そこに袱紗をつけて、点前道具の準備をします

準備ができたらお点前を始めます

教室によっていろいろあるでしょうが、基本的にお点前中は自分から喋らなくて良くて、目の前のこと、自分の身体の動かし方に集中する時間を過ごせます

そうすることで、お稽古の時間は、余計な考えの浮かばない、無になれる、癒しの時間になります

もちろん、気になったところは先生に質問します

お稽古を終える

人数が多いと最後までいるとかなり長時間になりますので、当然途中で帰れます

ただ、帰るタイミングは、基本的に、お点前とお点前の間がよいです

メモ

一人の生徒さんがお点前を終え、次の生徒さんがお点前を始めるまでの間ということで、他の生徒さんのお点前の途中では帰らないということです

先生と他の生徒さんたちに挨拶して茶室をでます

それから水屋で身支度をして帰ります(茶室用の靴下からはき替えるのを忘れやすいです)

まとめ

ということで、茶道教室のお稽古の流れについて、簡単に説明してきました

これから茶道を始めようという人は、事前にここに書いていることを別にわかっている必要はなくて

各教室の先生がちゃんと教えてくれますので、ご安心ください

ただ、この記事によって、茶道の未知の部分が減って、少しでも茶道というものへの心のハードルが下がってくれたら嬉しいです

最後まで読んでいただきありがとうございました

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