【表千家】茶巾のたたみ方・絞り方|画像付で解説

お点前【表千家】
スポンサーリンク

表千家流の茶巾のたたみ方・絞り方を画像付きで解説した記事です。

茶巾を絞り・たたむことは、茶道のお点前の準備として欠かせません。
総飾りや絞り茶巾ではお点前中にも行います。

茶巾のたたみ方・絞り方には決まったやり方があるのですが、普段は水屋ですることなので、
年数が経つうちに知らず知らず、独自のやり方になっていきがちです。

今回の記事では、茶巾のたたみ方・絞り方を画像多めに、初心者の方にもわかりやすくを意識して解説しています。

この記事に目を通すことで、正式な茶巾のたたみ方・絞り方をチェックしていただけるはず。
表千家で茶道をしている方は、ぜひ予習・復習にお使いください!

それでは早速見ていきましょう!

スポンサーリンク

茶巾の絞り方

茶巾は、茶巾盥ちゃきんだらいにこのように、二つ折り(手前に折り目)の状態で入っています。その右上の部分を一枚つまんで出してきます

(画像左)すると、茶巾が対角線上に伸びますので、上の角(耳)は右手で持ったまま、下の角(耳)を左手でつまみ上げ右手にもたせます

(画像中)右手で両耳を持った状態から

(画像右)左手で真ん中を挟み、畳みます

両耳が右にいった状態に畳めます。ここで親指を抜いて、耳が向こうにいくように、90度回して絞ります

絞り方は、いわゆる「縦しぼり」という絞り方です。右手が上・左手が下の状態で両側から縦に持ち、両手の手首を近づけていくように絞ります

これで絞る行程は完了です。耳が向こう側にある状態です

茶巾のたたみ方

(画像左)絞った状態の両耳を両手で持ち、引っ張ります

(画像右)対角線上に伸びますので、右手側の角を、小指と薬指で手の平に抑えるように持ったうえで、残りの3本の指でぶら下がっている右側の角を拾いにいきます

右手を持ち替えた結果、茶巾は横長の長方形になります

(画像左)茶巾の上の一辺を、両手でグリグリと引っ張り回し、伸ばします

(画像中)両手を左隣の辺に移動させ、同様にグリグリと伸ばします

手の移動の仕方は、「①右手が左手の持っている角をつまむ⇨②左手が左隣の角に移動」とします

(画像右)同様に両手を左隣の辺に移動させ、グリグリと伸ばします

グリグリするのは3辺で大丈夫です

(画像左)3辺をグリグリし終えると、横長の長方形になっているはずなので、上の辺を向こう側に、3分の1折ります

(画像中)そのまま右手が上にいくようにして、左手を離します

(画像右)右手をそのままに左手で茶巾の真ん中を挟み、残り3分の1を折り、そのまま左手の親指を軸に茶巾を半分に折ります

(画像左)折った茶巾の、端と端をキレイに整えます

(画像右)茶巾の上下を重ねます

(画像左)左手の小指を軸に茶巾をさらに半分に折り、重ねます

(画像中)茶巾の右側の部分を少しつまむように折り

(画像右)左手親指を抜いて、完成です

お茶碗には、親指が入っていた膨らんでいる方を正面に入れます

茶巾のたたみ方・絞り方:まとめ

ということで、今回の記事では、茶巾の絞り方・たたみ方を解説してきました

経験上、こうした水屋のことは、改めて先生に聞く機会があまりないので、お困りの方も多いかと思い、作った記事です

みなさまのお役に立つ記事となっていれば嬉しいです!

以上です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました